2016年8月1日月曜日

アジア連帯会議の歩みについて



 2016年7月19日、早稲田大学にて日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議(以下、アジア連帯会議)の歩みについて検討する会が持たれた。これまでアジア連帯会議に参加されてきた池田恵理子、柴洋子、柴崎温子氏から、アジア連帯会議の1回(1992年)から14回(2016年)までの流れがわかるような膨大な資料コピーや、英語、ハングルを含めた決議文の全回分が提示された。さらにアジア連帯会議の開催時期、開催地、参加国、参加人数、主要なテーマなどの項目からなるわかりやすい一覧表等なども示された。
  お三方からこれまでどのように連帯会議と関わってきたか、及び連帯会議の流れなどについて興味深いお話を伺った。例えば、アジア連帯会議の流れは、国民基金が出てきたこと、その後の女性国際戦犯法廷とも切り離せないものであるということや、旧ユーゴの紛争下の性暴力やドイツ収容所の強制売春問題などに取り組む人たちから、アジアでの連帯した活動が力になったと聞いている、などアジア連帯会議が与えた影響などである。そして、今後どうやって資料を集めたり、当事者の方たちからお話を伺ったりすればいいかについて話合った。資料の収集については、運動の歴史をきちんと記録し、資料を整理することの重要性を痛感した。

 
  まとめ:斉藤正美